撮影TIPS

セルフニューボーンフォト撮影 初心者が撮影に臨むための基本の「キ」!

セルフニューボーンフォト撮影 撮り方

こんにちは、ニューボーンフォトグラファーとしてたくさんの赤ちゃんを撮影してきた当店店長の中西です。約250名ほどの赤ちゃんを撮影してきました。今は、その持っていた小道具たちの在庫を増やしてセルフニューボーンフォトを皆様自身に撮っていただけるのでは?と思い、バスケットを使ったコーディネートが一番簡単な撮影になりますので、それをセットにしてレンタルしております。

故に、

『 パパやママが我が子の世界一の写真家 』

であることを目標にしている私です。

今回はニューボーンフォトをパパやママが撮影するために知っておいてほしいセルフニューボーンフォト撮影の撮り方の基本の「キ」!!をお伝えしようと思います。これから、ニューボーンフォトを自分で撮影してみよう!!という方は是非参考にされてください。

Youtubeでまずは具体的にどういう風に撮影するのかご覧ください

【有料級】ど素人ママ・パパでもこの動画だけでセルフニューボーンフォトの撮り方がわかる!【解説】

セルフニューボーンフォトを撮るために、まずは超基本的なこと

パパやママが撮るニューボーンフォトのまずこれができたらもう100点ということをお伝えいたします。
撮影のポイントはズバリ

・胎内にいたときのように
・丸みを帯びた赤ちゃんの身体を
・柔らかい光のなかで

撮影してあげることです。

「玉のようにかわいらしい赤子」と古文でも出て来ますが、その通りで、まあるく包み込みむようにバスケットの中をセッティングしてあげて、おくるみも赤ちゃんが泣いている中だとなかなか手足が力んで、まあるく包んであげることが難しいので、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんが胎内にいたときのように眠ったときに、優しい光で赤ちゃんが眩しくないように、少しレースカーテンなどにして光が直接当たらないようにすることが大切です。特にニューボーンフォトグラファーをやっていた身としては、限られた数時間の中で絶対寝かせないといけないというプレッシャーのなか1時間以内に寝なかった子は一人もおりません!(えっへん)環境の変化に敏感でなかなか眠れない赤ちゃんも中にはいます。普段。。と言っても生後また十数日しか外界に出ていないのでママも赤ちゃんもわからないことだらけなのですが、刺激がありそうな例えば造花が手足に当たってしまう、とか、おくるみがナンダコレ・・・?となって普段と違うという刺激で起きてしまう子もたまにはいます。いつも通りにベビー毛布などでくるんであげると匂いなどで安心して寝てくれることはよくありました。寝かせ方についてはまた別記事でそのうち紹介できればと思います。

セルフニューボーンフォト撮影のために用意するといいもの

バスケットをつかったニューボーンフォトの撮影を「プロップス」とひとくくりにニューボーンフォトグラファーたちは呼びます。プロップス撮影には、少なくとも
・バスケットー少なくとも35〜45cmくらいの縦幅はあると撮りやすいです。
・中に敷くクッションータオルやフェイスタオルなどで構いません。
・大きめの布ー上のクッションの上に直接赤ちゃんと触れる、ブランケットや布、大きく編んだという意味のチャンキーニット、ファーでできた布など。
・カメラ-スマホでも全然大丈夫ですが、一眼デジタル機があるとより鮮明に残せますね。
・+α-帽子や花、造花の草花、衣装、ファーストトイ、出生時刻のわかる時計、誕生日がわかるようなもの、出生体重などがわかるようなもの、妊娠中のエコー写真、名前がわかるもの、など、赤ちゃんが大きくなって見たときに喜びそうなものを用意するといいかと思います。

セルフニューボーンフォトの定番、バスケットに赤ちゃんを入れた撮影の撮り方

さて、実際にどのようにセッティングしていくのかをご説明していきます。
バスケットのほうの用意は、お尻がまず底面に当たらないようにしいてあげること、次に細長く捻って丸くなるような薄手のバスケットタオルがあるとよいですね。赤ちゃんのお尻部分がすっぽり入るように実際に置いてみてから調整することもあります。
それから、背中部分、頭も転がりにくいようにフェイスタオルでバスケットにあたっても痛くないように、セッティングします。
そしてその上にファーやブランケット、布を被せて下のクッション部分が見えないようにします。ファーなどの分厚さによってはほんのすこしだけクッションで整えればよいというものもあります。

セルフニューボーンフォト初心者の難関、おくるみの巻き方の基本

具体的に赤ちゃんをどのように巻いていくのかの本題ともいうべき話に入ります。

まずはお洋服を脱がせる段階で大抵の赤ちゃんは不安で泣き出します。ここポイントです。

1 沐浴(疲れさせる)
2 授乳足りない部分をミルクでお腹いっぱいにする
3 足りない部分をミルクでお腹いっぱいにする、ゲップさせる
4 服を脱がせる(おむつ1枚に)おむつが汚れていたらここで変えます ←大抵ここで泣きます
5 ママは体操座りをして右側or左側のおくるみを30〜40cm出します(1)部分 ←まだ大抵泣いています
6 太ももの間に赤ちゃんを置き、なんとなく赤ちゃんを揺らしながら巻いていきます
7 短い方の部分を腕をかっちりホールドするようにして、まず巻きます。腕は肘を曲げたWの形。ては両手を胸の上に重ねてあげます。ここで腕があまり動かせないくらいまでしっかり巻いて残りを赤ちゃんの身体の下に入れ込みます。ここのピタッと巻くのが本当に重要です。(2)部分
8 次に長く残っている方のおくるみで巻いていきます。1周目は脚が飛び出ないようにこれまたピタッと巻いてあげるのがおすすめです。脚はあぐらをかいたようにどちらか赤ちゃんがしやすそうな方の足を上にして、パパやママの手全体で押さえながら、左上からママから見て右下へそして左下へとおくるみを流していきます。(3)部分
下の写真の巻き方バリエーションの水色のような形を説明しております、図で見た方が早いかもしれません
9 そして左上から身体の前を通して右上、首の後ろを通って左肩からまた右下へ、をおくるみがなくなるまで巻き巻きするか、きれいに巻けたな!と思ったら少し残してあげて、ひょろひょろっと流して写真を撮るときのアクセントにしても良いです。

それから、またベビー毛布などに包んでゆらゆら寝かしつけをすると大抵の肌感では80%くらいの赤ちゃんは寝ます。

おくるみの巻き方のバリエーション①

おくるみの巻き方のバリエーション②

おくるみの巻き方のバリエーション③

おくるみの巻き方のバリエーション④

1枚目をピタッとした薄手で伸びの良いおくるみで巻いて、2枚目を外に見せたいおくるみで2重に巻いたりするのもよくする手法です。
ニットのものだと伸縮性がありすぎて赤ちゃんがどうしても落ち着かなかったりもするので、ニット系のおくるみがセットになっているものはピタッとしたものを追加でレンタルすると良いかもしれません。というか強く推奨します。

セルフニューボーンフォトを一気に格上げする柔らかな光での撮り方

この光というのが結構写真の出来を左右する上でとっっっっても重要なものになります。
お家の中で撮影するので、お家の中というのはいろんな光が散乱しているので、できるだけいろんな光が混じらない、自然光が入る、白い光が入る、そんな場所がおすすめなわけですが、
画像にまとめてありますが、

おすすめの場所と光

・掃き出し窓のそばの直射日光の当たらない場所がおすすめ。影が濃すぎるという時は少し窓から話してあげてください。
・太陽の光がある時間帯が良いので赤ちゃんの機嫌を踏まえると10〜12時、遅くて14時までくらいで撮影するとベターです。まあでも寝た!というタイミングがあればそれが一番いいと思います。
・室内の電気を消す。室内のオレンジっぽい光と外の白い光が混じるときれいな写真にならないことがあります。画像のように横からの大きな柔らかな光を作れると最も良いです。曇りの日でしたらレースカーテンは無しでもいいと思います。
また、電気を消すことで真上から撮った時に撮影者の影が落ちてしまう事も防ぎます。
・【重要】お顔に光が当たるように撮ります。顔の向きに注意してあげてください。向きグセがあっても、真正面が一枚は欲しいですね。

お部屋の気温

気温の目安は、産婦人科にいたときのことを思い出してください。まあまあ暑いですよね。お洋服を脱がせておくるみに包む場合には、大人がTシャツ1枚でも寒くないくらいの気温がおすすめです。
26〜28度くらいがおすすめです。

セルフニューボーンフォト撮影だからこそ撮っておきたい、天使の微笑み-新生児微笑-

天使のほほえみを撮ってみましょう!

赤ちゃんが眠りに落ちる前後のノンレム睡眠(浅い眠り)の時に新生児の反射反応である新生児微笑のにっこりした写真が撮れます。
パパやママなら撮るタイミングがたくさんあると思いますので用意ができたら、じっと待ってみてください。頑張ったらチャンスがやってくるかも、来ないかも?しれません。

半目になるタイミング(これもノンレム睡眠の証です)に、しばし待ってみましょう。

新生児期にしか撮れない、新生児の身体パーツのドアップ写真を撮ろう

赤ちゃんの小さいパーツ写真を接写して撮ろう

カメラで撮る場合
ズームレンズなら、ズームする側に少し離れて撮ってみましょうピント合わせが少し大変ですが撮れたらそのパーツがより浮かび上がります。

スマートフォンで撮る場合
個人的にはカメラでもスマホもどちらでもいいと思ってます。ポートレートモードがある場合は使ってみましょう。これも背景がボケて可愛いおててやあんよが浮かび上がって可愛いです。また、2、3倍ズームができるようなスマートフォンのカメラも最近ありますのでズームしてドアップ、あるいは🌷マークのマクロ撮影で撮るのも良いと思われます。

パーツアップカットまとめてみました

これからたくさんつなぐおてて

刻一刻と変わっていくお顔や表情

愛おしいまんまる頭

たくさんいろんなことを知っていく小さなお耳

ママの香りを探すかわいいおはな

いろんなことを知っていく小さなおめめ

大きな声でここにいるよと知らせてくれるお口

これから地を踏みしめる小さな足

ママと数日前までつながっていたおへそ

産まれてきたその子らしさを追加してあげてください

当店でもたくさん小物は用意してありますのでそちらから選んでいただくのもよし、オリジナルに何か特別なギフトを赤ちゃんに贈ってあげるのも素敵ですね。

例えば

・結婚式で使ったブーケ

・パパやママの指輪やベビーリングを付けて

・ファーストトイ(初めて買ってあげたおもちゃ)

・生まれた季節のお花と一緒に

・名前がわかるものと一緒に撮影

などはとても素敵ですね。

最後に

ここまで読んでくださった方、気合入ってますね!!!
いい感じです!!
これだけじゃまだまだ全然伝え切れてませんというのが正直なところですが、15〜30万円の講習でニューボーンフォトグラファーの技を磨いているカメラマンたちがいる中これだけでも初心者なら十分に撮れるんじゃなかろうかという内容を記載させていただきました。

他にも撮影に知っているといい情報のブログ記事も書いているので読んでみてください。

撮影TIPS

文責

Newborn.Rental 中西 佑子
クウガ