夏の赤ちゃん用品完全ガイド:本当に必要なもの・いらないもの徹底解説

夏を迎える前に、赤ちゃん用品店で目にする「夏の赤ちゃん用品」の数々。
「これって本当に必要?」 「みんな買ってるけど、うちの子にも必要かな?」 「限られた予算で、何を優先すべき?」
初めての夏育児では、何を買えばいいのか迷ってしまいますよね。今回は、育児経験豊富なママたちの声と専門家の意見をもとに、夏の赤ちゃん用品を「本当に必要なもの」「あると便利なもの」「実はいらないもの」に分類して詳しく解説します。
【絶対必要】夏の赤ちゃん用品トップ10
まずは、夏の赤ちゃんのお世話に欠かせない「絶対必要」なアイテムから見ていきましょう。
1. 薄手の肌着(短肌着・コンビ肌着)
なぜ必要?
- 汗を吸収し、肌を清潔に保つ
- 体温調節をサポート
- 重ね着で温度調整が可能
選び方のポイント
- 綿100%の天然素材
- 吸汗速乾機能付き
- 縫い目が外側にあるもの
- 5〜7枚程度用意
予算目安:3,000〜5,000円
2. 温度・湿度計
なぜ必要?
- 赤ちゃんに最適な環境を数値で確認
- 熱中症予防に必須
- エアコンの設定温度の参考に
選び方のポイント
- デジタル表示で見やすい
- 最高・最低温度記録機能付き
- 置き型とコードレスタイプ
- 複数個所に設置推奨
予算目安:1,000〜3,000円

3. 保冷剤・冷却グッズ
なぜ必要?
- 急な発熱時の応急処置
- 外出時の暑さ対策
- ベビーカーやチャイルドシート用
選び方のポイント
- 柔らかいジェルタイプ
- 赤ちゃん専用サイズ
- 繰り返し使えるもの
- 複数個用意して交代使用
予算目安:500〜2,000円
4. 麦茶・白湯用の哺乳瓶
なぜ必要?
- 生後6ヶ月以降の水分補給
- 外出時の水分補給
- 授乳以外の水分摂取
選び方のポイント
- 120ml程度の小さめサイズ
- 持ち運びしやすいデザイン
- 煮沸消毒可能
- 飲み口の種類を選べる
予算目安:1,000〜2,000円
5. 日焼け止めクリーム(生後6ヶ月以降)
なぜ必要?
- 紫外線から敏感な肌を保護
- 将来の皮膚トラブル予防
- 外出時の必需品
選び方のポイント
- 赤ちゃん専用・無添加
- SPF15〜30程度
- 石鹸で落とせるもの
- パッチテストを実施
予算目安:1,000〜2,000円
6. 帽子
なぜ必要?
- 頭部の直射日光を防ぐ
- 熱中症予防に効果的
- 外出時の必需品
選び方のポイント
- つばが広く、首まで隠れる
- 通気性の良い素材
- 顎ひも付きで脱げにくい
- 洗濯可能なもの
予算目安:1,000〜3,000円
7. 扇風機・サーキュレーター
なぜ必要?
- 室内の空気を循環
- エアコンとの併用で効率アップ
- 電気代の節約
選び方のポイント
- 静音設計(赤ちゃんの睡眠を妨げない)
- タイマー機能付き
- 首振り機能
- 安全カバー付き
予算目安:3,000〜8,000円
8. 汗取りパッド
なぜ必要?
- 背中の汗を吸収
- 肌着の汚れを防ぐ
- あせも予防
選び方のポイント
- 吸水性・速乾性に優れた素材
- 取り外ししやすい
- 洗濯機で洗える
- 複数枚セット
予算目安:1,000〜2,000円
9. 薄手のタオルケット
なぜ必要?
- 夜間の体温調節
- エアコンの冷えすぎ防止
- 授乳時の目隠しにも
選び方のポイント
- 通気性の良いガーゼ素材
- 適度な保温性
- 丸洗い可能
- 2〜3枚用意
予算目安:2,000〜4,000円
10. 虫除けグッズ
なぜ必要?
- 蚊に刺されるリスクを軽減
- 虫刺されによる肌トラブル予防
- 外出時・室内両方で使用
選び方のポイント
- 赤ちゃん専用の低刺激タイプ
- 天然成分配合
- シール・スプレー・リキッドタイプ
- 生後6ヶ月以降使用
予算目安:500〜1,500円
【あると便利】夏の赤ちゃん用品
次に、「絶対必要」ではないけれど、「あると便利」なアイテムをご紹介します。
冷感マット・ジェルマット
メリット
- 寝苦しい夜の睡眠をサポート
- 電気代不要
- 持ち運び可能
デメリット
- 冷えすぎるリスク
- 赤ちゃんによっては嫌がる
- 定期的な交換が必要
予算目安:1,000〜3,000円
ベビーカー用扇風機
メリット
- 外出時の暑さ対策
- 風量調整可能
- 充電式で便利
デメリット
- 音が気になる場合がある
- 髪の毛が巻き込まれるリスク
- 電池切れの心配
予算目安:2,000〜5,000円
水遊び用品(プール・水鉄砲など)
メリット
- 暑い日の気分転換
- 水に慣れる練習
- 家族で楽しめる
デメリット
- 使用期間が限定的
- 準備・片付けが大変
- 水の管理が必要
予算目安:1,000〜5,000円
冷却タオル
メリット
- 水に濡らすだけで冷感
- 繰り返し使用可能
- 外出時に便利
デメリット
- 冷感持続時間が短い
- 濡れタオルの管理
- 赤ちゃんが嫌がる場合も
予算目安:500〜1,500円
保冷機能付きベビーカー
メリット
- 外出時の快適性向上
- 長時間の外出に便利
- 多機能で使い勝手良好
デメリット
- 価格が高い
- 重量が重い
- 保冷効果に限界
予算目安:30,000〜80,000円
【実はいらない】夏の赤ちゃん用品
最後に、「購入を検討したけど実はいらなかった」と多くのママが感じるアイテムをご紹介します。
1. 赤ちゃん専用プール(大型)

いらない理由
- 使用期間が非常に短い
- 準備・片付けが大変
- 収納場所を取る
- 水の管理が困難
代替案
- 小さなベビーバスで十分
- 公共のプールやスパ施設を利用
2. 高機能すぎる体温計
いらない理由
- 機能過多で使いこなせない
- 価格が高い
- 電池交換が頻繁
- 故障しやすい
代替案
- シンプルな非接触体温計
- 昔ながらの水銀体温計も併用
- 機能は最小限で十分
3. 赤ちゃん専用の高級扇風機
いらない理由
- 一般的な扇風機で十分
- 価格が高すぎる
- 特別な機能は不要
- 壊れた時のリスク
代替案
- 安全機能付きの一般扇風機
- タワーファン
- サーキュレーターで代用
4. 大量の夏用ベビー服
いらない理由
- 成長が早く、すぐサイズアウト
- 夏は肌着中心で十分
- 洗濯が追いつかない
- 収納場所を取る
代替案
- 最低限の枚数で回す
- 成長に合わせて追加購入
5. 冷感グッズの大量購入
いらない理由
- 赤ちゃんの好みがわからない
- 冷えすぎるリスク
- 使わないものが多い
- 衛生面での管理が大変
代替案
- 少量購入で様子を見る
- 効果を確認してから追加
- 自然な方法での体温調節を重視
月齢別・必要度チェックリスト
新生児〜生後3ヶ月
絶対必要
- 薄手の肌着(5〜7枚)
- 温度・湿度計
- 保冷剤
- 扇風機
あると便利
- 冷感マット
- 汗取りパッド
いらない
- 日焼け止め
- 麦茶用哺乳瓶
- 水遊び用品
生後3〜6ヶ月
絶対必要
- 上記に加えて
- 帽子
- 虫除けグッズ
あると便利
- ベビーカー用扇風機
- 冷却タオル
いらない
- 日焼け止め(6ヶ月前)
- 大型プール
生後6ヶ月以降
絶対必要
- 上記すべて
- 日焼け止めクリーム
- 麦茶用哺乳瓶
あると便利
- 水遊び用品
- 冷感グッズ全般
いらない
- 高機能すぎる商品
- 大量購入
賢い購入方法とレンタル活用術
購入前のチェックポイント
本当に必要か考える
- 使用期間はどのくらい?
- 代替品で済まないか?
- 赤ちゃんの個性に合うか?
口コミをチェック
- 実際に使ったママの意見
- 年齢別のレビュー
- デメリットも含めて確認
予算別おすすめ購入プラン
予算1万円以下の場合
優先順位
- 薄手の肌着(3,000円)
- 温度・湿度計(1,500円)
- 保冷剤(1,000円)
- 帽子(1,500円)
- 虫除けグッズ(1,000円)
- 汗取りパッド(1,000円)
- 薄手タオルケット(1,000円)
合計:10,000円
予算2万円以下の場合
上記に加えて
- 扇風機(5,000円)
- 日焼け止め(1,500円)
- 麦茶用哺乳瓶(1,500円)
- 冷感マット(2,000円)
合計:20,000円
予算3万円以下の場合
上記に加えて
- ベビーカー用扇風機(3,000円)
- 冷却タオル(1,000円)
- 水遊び用品(5,000円)
- 追加の肌着・タオル(1,000円)
合計:30,000円
夏用品の収納とメンテナンス
効率的な収納方法
場所別収納
- 日常使い:手の届く場所に
- 緊急時用:分かりやすい場所に表示
- 季節用品:来年まで清潔に保管
収納グッズの活用
- 透明な収納ケース
- ラベリングで分類
- 湿気対策も忘れずに
メンテナンスのポイント
定期的な点検
- 電化製品の動作確認
- 肌着の状態チェック
- 保冷剤の液漏れ確認
清潔を保つ
- 使用後は必ず洗濯・消毒
- 直射日光での乾燥
- 定期的な交換
まとめ:賢い選択で快適な夏育児を
夏の赤ちゃん用品選びは、「本当に必要かどうか」をしっかり見極めることが重要です。
賢い選択のコツ
- 月齢と発達に合わせて選ぶ
- 口コミと実体験を重視
- 予算に応じて優先順位をつける
忘れてはいけないこと
- 赤ちゃんの安全が最優先
- 便利グッズより基本的なお世話
- 完璧を求めすぎない
- 困った時は周囲に相談
限られた予算の中で、本当に必要なものを選んで、赤ちゃんと一緒に快適な夏を過ごしましょう。不安な時は、経験豊富なママたちや専門家に相談することも大切です。
あなたの夏育児が、少しでも楽しく快適になることを願っています。